武蔵野大学中学校・高等学校

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2024.12.04

100周年記念樹華祭 スペシャルトークショー

 11月9日朝、待ちに待った樹華祭の開会式です。今年度は記念すべき100周年記念ということで、スペシャルゲストとして元女子レスリング世界チャンピオンの吉田沙保里さんをお招きしました。
突然のサプライズゲストに会場は大盛り上がり。興奮冷めやらぬままインタビュアーの野澤副教頭の進行で特別講演を行っていただきました。

講演では、レスリングを始めたきっかけからオリンピックを経ての引退まで、その過程での挫折や現在のTVでのお仕事の難しさなど、吉田さんの人生を通したエピソードと学びを幅広く語っていただきました。
3歳からレスリングを始めてから引退までの33年間の壮絶な選手生活、負けたことからの学びと人間の幅が広がった経験など、TVの向こう側で活躍していた吉田さんの生の言葉の重みに生徒たちも圧倒されておりました。
しかしどの話題の中でも一貫して感じられたことは、
「練習の継続の結果としてオリンピックでの金メダルや今の自分がある」
「辛いことでもとにかく継続して自分の中でプラスに変えていく」
ということでした。

何事にも通じる基本的なことを徹底することの大切さは、きっと私たちにも実践できるものなのではないでしょうか。

講演の後半、吉田さんからのサプライズでこれまでオリンピックで獲得したメダルを公開してくださりました。持たせていただいた副教頭も感動の様子。吉田さんからのメッセージのように、自分もぜひ頑張りたいという生徒が出てきてくれればと思います。

講演後の質問コーナーでは多くの生徒から手が上がりました。一つ一つの質問に真摯に、また情熱を込めたエールとともにお答えいただきました。質問した生徒の感激した様子が印象的でした。

最後に記念写真撮影へ。

WE LOVE MU!!

の掛け声で全員でポーズをとりました。

「人生で会える人は少ない。今回縁があって自分がやってきたことを伝えられた。皆さんには今日感じたことを将来に向けて活かして欲しい。」
「目標や夢があると人は頑張ることができ、その目標を口にしたからには自分に責任を持って頑張ることができる。何でもいいから目標、夢を持って頑張ろうと思ってほしい。」
頂いたメッセージを胸に、今後の人生の糧としていってほしいです。

講演を通して、吉田さんの強さのバックボーンを垣間見ることができ、自虐も交えたユーモアたっぷりのエピソードトークに惹きつけられ、そして何よりインタビュアーや質問した中高生への気遣いに溢れ、強さだけでは語り尽くせない吉田さんの人間性の素晴らしさを実感できました。

お忙しい中私たちのためにお時間を頂きありがとうございました。次の100年に向けて学校一同新たなスタートを切っていこうと思います。