2024.12.05
80年目の節目に学ぶ ―散華乙女の追悼会・平和学習会-
12月3日、散華乙女の追悼会の後、くれない会の平和学習会に高2紅の生徒たちが参加しました。
アジア太平洋戦争中、今から80年前の学院では、多くの生徒が学徒勤労動員として、学院近くの中島飛行機武蔵製作所をはじめ、軍需工場で働いていました。1944年11月24日より、アメリカ軍の本土空襲が始まり、この地もB29の攻撃目標となり、多くの爆弾が投下され、たくさんの方々が犠牲になりました。学院には、空襲で亡くなった4人の生徒を追悼する記念樹と石碑があります。毎年、生徒たちが亡くなった12月3日に追悼会が開かれています。
平和学習会では、卒業生の島津さん(91歳)から、爆弾が落ちると、爆風で巻き上げられ、遺体はばらばらになってしまうことや食糧事情など、戦時中の話を聞くことができました。また、近くの延命寺から借りた、当時の爆弾のかけらや、鉄兜、日章旗を、目にし、手にすることで、平和の尊さ、日常のありがたさを改めて感じた貴重な時間となりました。