めまぐるしく変動する現代、その変化に対応できる力を養成することは学校に課せられた大きな使命です。武蔵野大学中学校・高等学校では探究型の双方向授業をふんだんに取り入れ、アウトプットにも十分に時間を割くことで、学力の定着とアカデミックマインドやアントレプレナーシップの育成など、これからの社会で必要とされる資質を育成します。「熱量」と「チャレンジ」を合言葉に、何でも見てみよう、試してみようとする生徒の好奇心を刺激する「仕掛け」が、授業や行事など学校生活の中にたくさん散りばめられた本校で、ぜひ皆さんの大事な青春(とき)を過ごしてほしいと思います。
一方で、本校は変転して止まない現代社会にあって、常に不動の一点を見つめて生きる、プリンシプルを持った若者を育てる学校でもあり、そのプリンシプルとは建学の精神である仏教的情操に依拠した倫理観・世界観を持つことです。命の尊さや天地の恵みを「有難い」と感ずる感性、安易な自分に打ち克つ向上心、何か人のためにと考える優しさ・奉仕の心、こうした情操を「今日は少なくとも一度は」「今日は昨日よりちょっとでも」とわずかでもひたむきに努力できる若者を育てたいのです。
そういう倫理性を持った人こそ、どんな社会が到来しようとも活躍の場を獲得できるし、真のグローバルリーダーと呼ぶにふさわしい人材だと、私たちは信じています。