現代は先の見通せない時代だと言われます。SNSやAIの普及が人間の生き方に、どんな変容をどの程度もたらすのか予測し難いということなのでしょう。こうした不透明性は混迷と無秩序、そして不安とほぼ同義と言えるかもしれません。だからこそ、2500年以上もの長きにわたって世界の人々の心を癒し、生きる指針を与えてきた仏教を建学の精神とする本校の教育こそ今最も必要とされる教育に違いない、私たちはそう考えています。
武蔵野大学中学校・高等学校は仏教的情操を育む教育を建学の精神とし、それを中高生にもわかりやすい表現にして、「武蔵野大中高 六つの学習者像」を定めました。
一、思いやりのある人 一、我慢強い人
一、集中力のある人
一、規範意識の高い人
一、努力する人 一、知を求める人
もちろん、本校の大きな特色である、「熱量とチャレンジ」を合言葉とした取組みや「言語活動」・「MAP」などの探求系の授業も充実度を高めて継続してまいります。 今年度はこの「熱量」を自学自習力に繋げる取り組みも始まります。本校は、まさに次代を先取した教育にチャレンジしながら、同時に「六つの学習者像」をいつも遠くに見つめ、生き方の大原則、そうプリンシプルをもった人材育成を目指す学校なのであります。